KORG monotron CV/GATE入力改造

monotronにV/Octaveに調整可能なCV入力端子とGATE入力を追加できます。
これにより、MIDI-CVコンバータや自作コントローラー等、外部機器からmonotronを演奏可能になります。

使用例として、MIDI-CV接続して多重録音したデモを用意しました。
J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ハ長調 BWV531 前奏部のみ
J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ト長調 BWV541

スケールの温度補償など安定度に関する改造はしていません。
14トラックの録音中、一度も再チューニングせず完了しています。

初めて面実装部品を扱う方は
monotron 改造Tips
まずこちらを参照ください。


CV入力の追加方法:
monotron基板裏の「pitch」と書かれたテストポイントから配線を引き出して、
「33kオーム」の抵抗と「10kオーム」の半固定抵抗(10回転型がおすすめ)を直列に接続、入力用コネクタ、ジャックに配線します。
約40kオームの時1Vの変化で1octaveの音程変化となりますが、温度でこの値は変化します。

フィルタのカットオフもピッチに追従させたい場合は以下のようにします。

トラッキングのオンオフが出来るようにSWを入れてあります。
また、カットオフを外部からコントロール出来るようにCV入力も増設してありますが、これらは不要であれば省略して構いません。

調整方法:
1.monotron本体後部のリボン用スケール調整トリマーを先に調整し、リボンのスケールを印刷と対応させておきます。
(リボンは使用しないというのであればこの調整は不要)
2.リボンのCをタッチしたときC2(130.8Hz)を発声するようにチューニングつまみをセットします。(大体でOK)
3.MIDICVコンバータ、CV鍵盤など接続します。
4.どのキーでも良いのでオクターブで交互に鳴らし、実際の発音がオクターブ関係になるようにVR1を調整します。
(VR1を動かすとチューニングもずれますが、変化幅だけに注目して調整します。)
5.有る程度調整できたら再度チューニングして全域を確認してみます。ずれていれば3に戻ります。

CV範囲としては0-6V、6オクターブ程度になりますので、その範囲内で合うように調整します。
この調整を行ったあと、リボンのスケールトリマを動かしてしまった場合は再度VR1も調整する必要があります。
温度が大きく変化した場合もスケールはズレて来ますので再度調整が必要です。(慣れるとすぐ出来るようになります)

ゲート入力の追加方法:
これも基板裏にある「gate」テストポイントを利用出来ますが、そのままでは問題があります。
ここに直接電圧を掛けるとVCO回路へ回り込んでしまい、gate電圧で音程が変化してしまいます。(下記回路図参照)
リボン〜U1cの正入力間にある1Kオーム(R3)を除去することでテストポイントを直接gate入力として使えますが、 この方法ではリボンが使用出来なくなってしまいもったいないです。

そこで、本体リボンも生かしたまま改造する方法を考えました。
リボンがタッチされたかは、基板左側にある4回路入りオペアンプの1回路をコンパレータとして使い判定しています。
リボンの出力は1kを通じて正入力に接続され、負入力にはタッチしたと判定する閾値電圧を作る抵抗が接続されています。
この閾値を正入力側の電圧以下に落とすことでコンパレータを反転させる事が可能です。
デジタルトランジスタを一つ追加するだけで本体リボンを残したまま外部ゲート入力を追加できます。
以下の図面を参考にしてください。

(画像をクリックすると大きな画像がみられます。)

この改造は本体機能をそのままに外部ゲートを追加するものですが、同時使用は考慮していません。
外部ゲートで発音中はリボンにタッチしてもピッチのみの反応となり、トリガーは無効になります。(LFOまたはEGは再トリガされません)
別途改造が必要になりますが、アナログシーケンサー NSQ-10のページで解説していますので参照ください。


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